ほとんどの方は、家を建て替える一連の流れで、住宅メーカーに依頼されるのではないでしょうか?
しかし住宅メーカーは、解体をすることが本業でないために、外注を使っています。
解体業者が住宅メーカーの下請けや孫請けとして工事にあたりますので、住宅メーカーの経費が上乗せされる分、あなたの支払う工事費がおよそ2~3割程度高くなってしまいます。
コストのことを考えた場合、正式な専門業者に発注することをおすすめします。
解体工事にはおおよその相場というものがあります。
あまりにも安すぎる見積もりの場合には手抜き工事や不法投棄など、違法行為で費用を抑えている可能性があります。
ある解体工事業者に見積をお願いしたところ、「概算○○円ですね」
ならばとお願いしたところ、 進めていけば工事が終わった段階で、「工事一式で○○円となりました」
なんて、よくある トラブルです。
見積もりがなぜその金額になるのか納得いくまで業者に確認を行いましょう。
解体工事にはいくつかの許可が必要になります。
まずはそれらを取得しているかを必ず確認しましょう。
解体工事業者の中には許可を受けていない業者もあります。産業廃棄物を収集・運搬するときも許可が必要です。もしも悪徳な業者が産業廃棄物を不法投棄するなど違法行為をした場合、工事を依頼した施工主も罰せられてしまいます。
つまり、任せた業者が不法投棄をしてしまったら、施工主様(解体工事発注者)も罰せられてしまいます。
建設リサイクル法では、述べ床面積が80m2を超える場合には、届出業者しか工事をすることができません。
それを避けるには、以下のことを確認するのがおすすめです。
- 産業廃棄物の運搬や処理の許可の確認
- マニフェスト(産業廃棄物管理票)の確認
工事中は工事音や埃など近隣へご迷惑をかけることがあります。
トラブルを未然に防ぐためにも、工事を行う前に近隣へのご挨拶や説明など、配慮ができるかどうかを事前に確認しましょう。
また、解体工事スタッフについてはきちんと挨拶する・工事中に乱暴な振る舞いをしない・マナーが良いなど、費用や工事実績以外の信頼感も重視してください